こんにちは。
経営者及び経営幹部専門の経営アドバイザー・コーチ
岡野宏量です。
ユニクロの柳井社長兼会長が、70歳を迎える2年後に、社長を引き継ぐ旨を
発表しました。これ以降は、柳井さん自身は会長職として経営を監督するような
立場になるとのことです。
後継者選びは、現在40人ほどいる執行役員の中から行なうとのことですが、
これからの2年間が同社にとって大変重要な時期になることでしょう。
さて、中小企業の皆さんにおいては、まずは社長候補を考える前に、社長に代わって
マネジメントを行なうことができる幹部を育成することが先だと思います。
実際には、多くの中小企業では幹部育成がうまく進んでいません。
その理由は、そもそも幹部として育成しようとする人物自体の選定が
間違っていることが多く見受けられます。
よくあるのが、社長と古くから仕事をしてきたという理由で、半ば
年功序列のような形で幹部候補として扱うというパターンです。
しかし、マネジメントを行なえる幹部には、ある程度の素質が必要であり、
それがない人にはどのような教育をしても厳しいというが現実だと言えます。
プロ野球の選手を想像してもらえらばわかると思います。
まずは素質ありきです。
皆さんの会社における幹部育成はいかがでしょうか?
素質のある人物を選んだうえで育成をしていますか?