こんにちは。
経営者及び経営幹部専門の経営アドバイザー・コーチ
岡野宏量です。
階層ごとに、社内で担う主な役割は異なります。
簡単に言えば以下のようになると言えます。
・社長:(戦略を)決める
・経営幹部:(戦術を)決める、仕組みを作る
・スタッフ:仕組みを回す、仕組みで動く
経営幹部とスタッフの間には、仕事内容と求められる素質に大きな違いがあります。
経営幹部は仕組みを作る側であり、スタッフはその仕組みの中で動くと言った具合です。
スタッフの中で一握りの人が経営幹部に昇進しますが、昇進する人の特徴は、
仕事に対するやる気があり、目標が高いという点でしょう。
素質として求めたいものは、(能力というよりも、)やる気や目標設定の高さだと感じています。
それは、それらの二つは他人が変えることはできないと感じているからです。
(能力はある程度トレーニングによって伸ばせます。)
恐らく、一流のスポーツコーチでさえ、選手のやる気を引き出すことはできないと
思います。
スポーツコーチがやっていることは、既にやる気に満ちあふれ、高い基準を設定している選手を
見つけて、彼らに成果を上げさせるためのサポートの提供でしょう。
経営幹部になるような人もこれと同じで、既に一人で高い成果を上げる人でありながらも、
チームの一員として他人の力を活用してより大きな成果を上げることが課題となっている人々です。
このようなことから、高い個人成績を上げている人から経営幹部候補を選ぶというのは
理にかなっていると言えますね。